水と焚き火料理
一泊二日なら水3L
水は水道があればそのまま飲めるが、井戸や湧き水だといったん沸かすことになる。ソロで1泊2日なら、飲み水と料理用で2リットルのビニールバッグとツーリング用の0.7リットルのボトルを満タンにすれば足りる。食事は初日の夜と翌日の朝と昼の3食だ。まあ翌日の朝は昼を兼ねることがよくあるんだが.....。
水をバッグからいきなり注ぐと、こぼしてしまうことがあるからいったんボトルに移す。これでボトルからそのまま飲んだり、手や顔を洗ったり、歯磨きもできる。珈琲やスープを飲むのにいちいち湯を沸かすのが面倒で1.2Lのポットを使っていたが、今度はポットが面倒になってきて結局やめた。それで荷物が一つ減った。
日常生活なら作り置きが便利だが、必要な時に必要な分だけ作るのが森男のルールだ。]
夜明け前の冷え対策
明け方の冷え対策で0.5リットルの保温ボトルにお湯を入れ、いつでも飲めるようにシュラフの中に置いて寝ることにしてる。この「いつでも〇〇できる」感が気持ちに余裕を持たせるんだなあ。
湯を沸かすのは0.8リットルのケトル、やかん。1.2リットルとかだと少しかさばる。たかが0.4リットル、サイズにして数センチの差が荷物の収納に影響するからあなどれない。30cm/28Lのボックスでもそうなんだから、バックパッッキングだとなおさらだ。
朝はOD缶が楽だわ
夜はやかんをハンガーで焚き火にかけ、朝はOD缶とバーナーを使う。焚き火好きなら朝から焚き火でしょってのも確かに一理あるんだが、どうも朝はめんどくさい。
というか、朝起きたらさっさと9割方の撤収をすませて、必要なものだけ持って気に入った場所に移動し、残りの時間をのんびり過ごしたいからOD缶+バーナーの組み合わせがいい。
この薪、よかったら使ってください
焚き火は夜のうちに薪をすべてもやして熾火にしてから寝る。朝までに火は消える。まあ、そうもいかないこともよくあるから、残った薪をたまたま通りがかったキャンパーに使ってもらうか、持ち帰ることになるんだが。
焚き火はススがつくが、OD缶だとその心配がないから撤収が楽だ。焚き火にかけたものを片づける時はレジ袋に入れるのが吉。そのまま詰め込むと回りの物がススだらけになって後で泣く。
焚き火には鉄鍋
初日の夜の焚き火料理は鉄鍋、ダッチオーブンだ。料理といってもオリーブ油をひいてニンニクと塩胡椒でブロック肉を適当にローストして、水とトマトピューレを加えて焚き火で1時間ほどぐつぐつ煮込むだけ。ご飯は炊かない、パン。
30gの固形燃料とエスビットで自動炊飯してたこともあるが、テーブル組んで風除け立ててコメといで片づけてってのがめんどうになってパンにした。これで荷物が5個くらい減った。
米は面倒なのでパン
焚き火パンはもっちりしっとり甘酸っぱいドイツのプンパニッケル(ライ麦パン、黒パン)が一番合うと思うな。焚き火で炙りながらスライスチーズをのせて食べる。まいうー!
みんな作ってるパンケーキ
翌朝のOD缶+バーナー料理はパンケーキと肉。ジプロックしたパンケーキの素に牛乳と卵を加えてモミモミ混ぜて、スキレットの蓋をひっくり返してバーナーに乗せ、オリーブ油をひいて焼くだけ。超簡単で糖分(ビタミンB)を補給できる。
卵が割れないあのケース考えたやつ天才だな。
パンケーキをまな板に移したら、ブロック肉を適当に切ってオリーブ油とニンニク片で焼くだけ。これも超簡単。超簡単だけど森の中の小川のそばで食べるとやっぱ美味いな!
百均ナイフを百均砥石で砥ぐ
まな板も5徳ナイフも百均。さすがにナイフは百均の砥石で20回ほど砥がないと使い物にならなかった。オピネルもいいけど百均のナイフでも、手を加えてやれば包丁代わり程度なら使える。
肉は夜のメガドンキで30%引きで買った赤味のアンガス牛。塩胡椒なしでも美味かったな。
鉄鍋のシーズニング
ダッチオーブンのシーズニングって、鉄鍋の内側と外側と蓋にオリーブ油を塗って、ガス台にかけて弱火で焼きを入れるってことだね。煙がもくもく出たな。時間がかかるがこれを5,6回繰り返せばいい感じに黒光りしてくる。
アマゾンの14cm/0.7L/1.5kg の鉄鍋、最初はこれで使い物になるんかってビビったが、たわしでごしごし洗って、焼き入れを繰り返したらなかなか使える代物になったな。